アクティブなデザインと広い室内空間で人気のダイハツ・タントファンクロス。あなたのカーライフを最高に楽しくしてくれる可能性を秘めた一台です。
しかし、魅力的な点だけに目を向けて購入すると、「こんなはずじゃなかった…」と後悔につながることも。
この記事では、タントファンクロスの購入で後悔しないために、知っておくべきデメリットと、それを上回るメリットを徹底的に解説します。あなたの使い方に本当に合う一台なのか、一緒に見極めていきましょう！
タントファンクロスのデメリットで後悔する人 しない人の決定的違い
まず結論から。タントファンクロスは「誰にでもおすすめできる車」ではありません。ライフスタイルによって評価が大きく分かれます。あなたはどちらのタイプに当てはまるか、チェックしてみてください。
こんな人は後悔確実！ タントファンクロスが向かない5つのタイプ
逆なら最高の相棒に！ ファンクロスで毎日が楽しくなる人の特徴
タントファンクロス購入で後悔！知るべき10のデメリットを徹底解説
「最高の相棒になる」特徴に当てはまった方も、購入後に後悔しないために具体的なデメリットをしっかり把握しておきましょう。ここでは、特に声の多い10個のデメリットを詳しく解説します。
① 走り・乗り心地編｜「正直、しんどい…」と感じる瞬間
毎日の運転に直結する部分です。自分にとって許容範囲か、しっかり確認しましょう。
パワー不足を感じやすい（特にNA車）
街乗りでは十分ですが、坂道や高速道路の合流、多人数での乗車時には「もっとパワーが欲しい…」と感じる場面があります。アクセルを強く踏み込むとエンジン音が大きくなりがちで、スムーズな加速が難しいと感じるかもしれません。
ゴツゴツとした硬めの乗り心地
アクティブな走行性能と引き換えに、足回りは硬めに設定されています。そのため、荒れた路面や段差ではゴツゴツとした突き上げ感があり、長距離運転で疲れを感じるという声も。乗り心地を重視する方は、試乗で必ずチェックしたいポイントです。
横風に弱く、高速走行でふらつく
車高が高いスーパーハイトワゴン特有の弱点です。強風時の高速道路や橋の上では、横風にあおられてハンドルが取られそうになることがあります。最新の車体設計で安定性は高まっていますが、速度を出すシーンが多い方は注意が必要です。
気になるエンジン音やロードノイズ
静粛性は軽自動車として高いレベルですが、速度を上げるとエンジン音や「ゴー」というロードノイズ（タイヤの音）が車内に入りやすい傾向があります。特にNA車で坂道を登る際の「ブーン」といううなり音が気になるかもしれません。
② 燃費・価格編｜「思ったより…」家計への影響
お財布に直結する現実的なデメリットです。
実燃費が思ったより伸びない
カタログ燃費（2WD/NA車で21.9km/L）と実燃費のギャップは、後悔につながりやすいポイント。特にストップ＆ゴーの多い街乗りや、エアコンを使う夏・冬は13～15km/L程度に落ち着くことが多く、「思ったよりガソリン代がかかる」と感じる可能性があります。
軽自動車としては車両価格が割高
タントファンクロスは便利な機能が豊富な分、価格も高めに設定されています。ナビやオプションを含めた乗り出し価格は210万円～230万円前後になることも珍しくありません。「この値段ならコンパクトカーが買えたかも…」という後悔を避けるため、価格に見合う価値があるか慎重に判断しましょう。
③ 室内・使い勝手編｜「ここが惜しい！」日常で気づく盲点
実際に使ってみてから気づく、細かい不便さです。
運転席まわりの収納が少ない
「スマホや財布の置き場に困る」「ティッシュ箱を置く場所に悩む」といった声が多く聞かれます。広い室内空間を持つ一方で、小物をサッと置けるスペースは限られています。
Aピラーによる視界の死角
フロントガラスの横にある柱（Aピラー）が太めに設計されており、右左折時に歩行者や自転車が見えにくい瞬間があります。安全に関わる部分なので、試乗の際にしっかり確認してください。
内装のプラスチック感が安っぽい？
オレンジの差し色やカモフラ柄シートなど、デザインは個性的ですが、ダッシュボードなどに使われているプラスチックの質感が価格に見合わない、と感じる人もいます。高級感や上質さを求めるなら、タントカスタムと比較検討するのも良いでしょう。
④ その他｜見落とすと後悔するポイント
納期が長くすぐに乗れない
人気車種のため、契約から納車まで2～3ヶ月ほどかかるのが一般的です。人気のカラーやメーカーオプションを選ぶと、さらに長引く可能性も。「契約してすぐに乗りたい！」と考えている方には、この待ち時間が大きなデメリットになります。
タントファンクロスのデメリットを許せる？後悔しないための5つの魅力
たくさんのデメリットを挙げてきましたが、もちろんそれを上回るほどの魅力も満載です。これらの魅力が「デメリットを許せる！」と思えるほど響くなら、タントファンクロスはあなたにとって最高の車になります。
① 見た瞬間に惹かれる！唯一無二のSUVデザイン
最大の魅力は、なんといってもこの力強くアクティブなデザインです。ワイルドなフロントグリル、タフな印象のヘッドランプ、標準装備のルーフレールなど、他の軽自動車にはない存在感を放ちます。「みんなと同じはイヤだ！」という方の所有欲をきっと満たしてくれるでしょう。
② 子育ても趣味も革命的に楽！ミラクルオープンドア
タントの代名詞である、助手席側の柱がない大開口「ミラクルオープンドア」。この機能は、一度体験すると手放せなくなります。
③ アウトドアで真価を発揮！汚れても平気なタフ装備
まさに「遊べる軽」。週末をアクティブに過ごすあなたのためのタフな装備が揃っています。
④ 軽とは思えない！家族みんなが快適な室内空間
室内高は1,370mmもあり、小さなお子さんなら立ったまま着替えが可能。大人4人が乗っても窮屈さを感じさせない広々とした空間は、長距離ドライブでの快適性に大きく貢献します。
⑤ デメリットを補う安心感！高いリセールバリューと安全性能
【グレード選び】NA vs ターボ｜後悔しないための最終結論
タントファンクロス選びで最も重要なのが、「NA（ノンターボ）」と「ターボ」のどちらを選ぶかです。ここを間違えると、日々の運転でストレスを感じ、後悔につながります。
結論：あなたのためのファンクロスはこれだ！
| NA（ノンターボ）車 | ターボ車 | |
|---|---|---|
| こんな人におすすめ | ・運転はほとんど街乗り ・初期費用を少しでも抑えたい | ・高速道路や坂道をよく利用す ・3人以上で乗る機会が多い ・ストレスのない力強い走りが欲しい |
| パワーの印象 | おだやか（52馬力） | 力強い（64馬力） |
| 価格差（2WD） | ベースグレード | 約8.8万円高い |
NA（ノンターボ）のデメリット：坂道・高速でのパワー不足
前述の通り、NA車の最大のデメリットはパワー不足を感じやすい点です。「最低限走れる」レベルと割り切り、街乗りメインと考える方でなければ後悔する可能性があります。
ターボのデメリット：価格と燃費
ターボ車は約8.8万円高くなります。また、カタログ燃費はNA車より若干劣りますが、面白いことに実燃費の差はリッターあたり1〜2km程度とわずか。高速走行などでは、エンジン回転数を抑えられるターボの方が燃費が伸びることもあります。力強い走りを考えれば、十分に許容範囲と言えるでしょう。
【診断】ターボで後悔しないための5つのチェックリスト
以下のうち、3つ以上当てはまるなら、迷わずターボを選んだ方が後悔は少ないでしょう。
- □ 高速道路を月に2回以上は利用する
- □ 坂道の多い地域に住んでいる、またはよく行く
- □ 家族4人など、フル乗車する機会が多い
- □ キャンプ道具など、重い荷物を積んで遠出することがある
- □ スムーズな合流や追い越しでの「余裕」が欲しい
タントファンクロスのデメリットと比較して後悔なし！競合車との違い
「本当にタントファンクロスで良いのかな？」と迷ったら、ライバル車と比較してみましょう。それぞれの車のデメリットを知ることで、後悔のない選択ができます。
VS スペーシアギア｜デザインとコスパで選ぶなら？
【結論】雪道性能と価格で選ぶならファンクロス、可愛らしさと燃費ならギア
丸目のヘッドライトが特徴的なスペーシアギアは最大のライバルです。
VS デリカミニ｜本格的な走りかバランスか？
【結論】本格的な悪路走破性ならデリカミニ、価格と燃費のバランスならファンクロス
「デリカ」の名を継ぐデリカミニは、軽の中でも走破性が高いモデルです。
VS タントカスタム｜求めるのはアクティブさ？高級感？
【結論】アウトドアでガシガシ使うならファンクロス、街乗りで上質感を求めるならカスタム
同じタントでもコンセプトは全く異なります。
タントファンクロス購入で後悔しない最終確認！デメリット試乗チェックリスト
ここまで読んで、タントファンクロスの購入の意思が固まってきたら、最後に後悔しないための最終ステップです。
試乗で体感！デメリットが許容範囲か確かめる5つのポイント
カタログや記事を読むだけでは分からない感覚を、必ず自分の体で確かめましょう。試乗では以下の点を意識してみてください。
- 乗り心地は自分に合うか？
- あえて少し荒れた道や段差を走らせてもらい、ゴツゴツ感が許容範囲か確認する。
- 加速はスムーズか？（特にNA車）
- 信号からの発進や、バイパスでの合流をイメージしてアクセルを踏んでみる。
- 運転席からの見晴らしは良いか？
- 交差点を右左折する際に、Aピラーの死角が気にならないかチェックする。
- スピードを出した時に不安はないか？
- 可能であれば、少し速度を出せる道で安定感や静粛性を確かめる。
- 室内の使い勝手は良いか？
- スマホや飲み物を置く場所、ドアポケットの使い勝手などを実際に試してみる。
知らないと後悔！タントファンクロスを少しでも安く買う5つのコツ
試乗で納得できたら、あとは賢く購入するだけ。少しでもお得に手に入れるために、以下の方法を試してみてください。
- ライバル車の見積もりをぶつける：「スペーシアギアと迷っている」と伝えるのが王道です。
- 決算期（3月・9月）を狙う：ディーラーが最も売りたい時期は、値引き交渉のチャンスです。
- いろいろな車屋さんを回ってみる：正規ディーラーだけでなく、サブディーラー（街の車屋さん）も検討しましょう。
- ローンの金利を比較する：ディーラーローンだけでなく、金利の低い銀行のマイカーローンも視野に入れましょう。
- フロアマットなどは社外品を選ぶ：純正品にこだわらなければ、数万円の節約につながります。
この記事が、あなたの後悔のない車選びの助けになれば幸いです。ぜひ、タントファンクロスで最高のカーライフをスタートさせてください！
