「ジムニーのミディアムグレー、渋くてかっこいいけど後悔しないかな？」と、契約直前に不安になっていませんか？
「汚れが目立つ」「地味すぎる」なんて口コミを見ると、どうしても迷ってしまいますよね。
実はこの色、特性を理解せずに選ぶと「こんなはずじゃなかった」と感じることもありますが、逆にその特徴を知れば「これ一択！」と思える深い魅力があるんです。
この記事では、ジムニー ミディアムグレーを選んで後悔する人の特徴と、それを補って余りあるメリットを徹底解説します。
ジムニーのミディアムグレーで後悔？「汚れ」や「地味」の不安を検証
- 雨染みや泥汚れは目立つ？オーナーが直面するリアルな実態
- 「商用車みたい」は褒め言葉！プロツール感が逆にかっこいい理由
- ジムニー人気色ランキングに見る、ミディアムグレーの立ち位置と被り問題
雨染みや泥汚れは目立つ？オーナーが直面するリアルな実態
ミディアムグレーは、汚れに関して「二つの顔」を持っています。
正直にお伝えすると、雨上がりの後にできる白い輪っか状のシミ（イオンデポジット）は、濃い色と同じくらい目立ちやすい傾向があります。
特にボンネットや屋根は要注意ですね。
一方で、キャンプや林道でつく砂埃や泥汚れに関しては、グレーの色味が保護色となり、黒や白のボディよりも圧倒的に目立ちません。
「街乗りの雨汚れには弱いが、アウトドアの泥汚れには最強」という、使う場所によって評価が分かれるのがこの色の特徴なんです。
「商用車みたい」は褒め言葉！プロツール感が逆にかっこいい理由
家族や友人から「工事現場の車みたい」「塩ビパイプの色」なんて言われて落ち込んでいませんか？
でも実はそれ、ジムニーにとっては最高の褒め言葉なんです。
開発者もジムニーを「プロの道具」と定義しており、華美な装飾を削ぎ落とした機能美こそが本来の姿だからです。
重機や航空機がそうであるように、媚びないグレーは「本気で使い倒すギア」の証。
流行に流されないその無骨さこそが、一周回って「普遍的なかっこよさ」として評価されているんですよ。
ジムニー人気色ランキングに見る、ミディアムグレーの立ち位置と被り問題
人気色ランキングを見ると、ミディアムグレーはジャングルグリーンなどに次いで常に上位に食い込んでいます。
「指名買い」をする熱狂的なファンが多いのも特徴ですね。
人気がある分、「街中で他のジムニーと被るのでは？」と心配になるかもしれません。
確かに色は被りますが、この色を選ぶ人は後述するカスタムを楽しむ傾向が強いため、ノーマルのままで乗っている人は意外と少ないんです。
そのため、「色は同じでも雰囲気は全然違う」という現象が起きやすく、個性を出しやすい色とも言えます。
後悔どころか沼！ミディアムグレーがカスタム前提なら最強な理由
- どんなパーツも似合う？ミディアムグレーのカスタム事例と相性
- ジムニーシエラ人気色ランキングでも証明される「黒樹脂」とのコントラスト
どんなパーツも似合う？ミディアムグレーのカスタム事例と相性
カスタム好きの間で、ミディアムグレーは「最強のキャンバス」と呼ばれています。
なぜなら、赤や青といった有彩色と違い、どんな色のパーツとも喧嘩しないからです。
たとえば、マットブラックのホイールを履かせれば軍用車のようなミリタリースタイルに、白く塗った鉄チンホイールを合わせれば懐かしいレトロスタイルに早変わりします。
さらに、シルバーパーツを使えばベンツのGクラスのような都会的な高級感も出せるなど、アイデア次第でどんなスタイルにも染まれる懐の深さが魅力ですね。
ジムニーシエラ人気色ランキングでも証明される「黒樹脂」とのコントラスト
特に普通車版のジムニーシエラを検討している方にとって、ミディアムグレーは有力な選択肢です。
黒いボディだと樹脂パーツが同化してしまい、鮮やかな青や黄色だとコントラストが強すぎてポップになりがち。
その点、グレーと黒樹脂の組み合わせは、素材の違いを際立たせつつ、「モノトーンの塊」としての重厚感を演出してくれます。
多くのデモカーで採用されているのも納得の理由ですね。
損しない買い物？ジムニーミディアムグレーの「リセール」と「中古」事情
- 流行に左右されない？ミディアムグレーのリセールバリューが高い理由
- ジムニーミディアムグレーの中古車選びで「塗装状態」を見るべきポイント
流行に左右されない？ミディアムグレーのリセールバリューが高い理由
「もし手放すことになったら損をするかも」という心配は、ジムニーに関してはほぼ不要かもしれません。
特にミディアムグレーは、中古車市場でも「プラス査定」の対象になりやすい人気色です。
一般的に車は白や黒が高値になりがちですが、ジムニーに限ってはアースカラーの需要が非常に高く、3年乗っても新車価格に近い価値がつくケースさえあります。
流行り廃りのないソリッドカラーなので、長く乗っても古臭く見えず、資産価値を維持しやすいという経済的なメリットは大きな安心材料になりますね。
ジムニーミディアムグレーの中古車選びで「塗装状態」を見るべきポイント
もし中古でミディアムグレーを探すなら、必ずチェックしてほしいのが「塗装の肌」です。
前のオーナーが青空駐車でメンテナンスをサボっていた場合、ルーフに消えない雨染み（クレーター）が残っていることがあります。
脚立を使って屋根の上もしっかり確認しましょう。
また、バンパーなどの黒い樹脂パーツにワックスの拭き残しが白く付着していないかも要チェック。
ソリッドカラーはごまかしが効かない分、前の持ち主の愛情がそのまま状態に現れるので、じっくり観察することが大切です。
【実体験】ジムニーミディアムグレーに乗って感じた「想定外」と本音
- 納車後に気づいた「線傷」の目立ちやすさと、それが味になる瞬間
- メンテナンスは楽？タッチペン（ZVL）での補修が驚くほど簡単な話
納車後に気づいた「線傷」の目立ちやすさと、それが味になる瞬間
実際に乗り始めて多くの人が驚くのが、「細かい線傷の見えやすさ」です。
キラキラしたメタリックが入っていない純粋なグレーなので、洗車機などの細かい傷が光の加減で目立ってしまうことがあります。
最初はショックを受けるかもしれませんが、不思議なことに、だんだんとその傷が「道具としての味」に見えてくるのがジムニーマジック。
新品のブーツよりも履き込んだブーツがかっこいいように、多少の傷や汚れを纏っている方が、むしろ「こいつと色んな場所へ行ったな」という愛着に変わっていくはずです。
メンテナンスは楽？タッチペン（ZVL）での補修が驚くほど簡単な話
傷が目立つ一方で、補修にこれほど強い色もありません。
一般的なメタリック塗装は、タッチペンで直すとキラキラ感が合わずに補修跡が目立ってしまいがちです。
しかし、ソリッドのミディアムグレー（カラーコード：ZVL）は、タッチペンでちょんちょんと塗るだけで、驚くほど周囲に馴染みます。
飛び石や枝でついた小傷も、DIYレベルでほとんど分からなくできるんです。
「傷ついても自分で直せる」という安心感は、ラフに使う相棒として非常に大きなメリットと言えるでしょう。
ちなみに、この純正タッチアップペン（カラーコード：ZVL）はAmazonなどで千円程度で手に入ります。
先輩オーナーの多くは、純正タッチアップペン（ZVL）をAmazonで事前購入しています。
いざという時に慌てないためにも、納車前に一度Amazonで確認しておくのがおすすめです。
ジムニー ミディアムグレー 後悔でよくある質問（FAQ）
Q. ミディアムグレーにガラスコーティングは必要ですか？
結論から言うと、やった方が絶対に良いですが「選び方」が重要です。
ミディアムグレーは紫外線による退色（チョーキング）の影響を受けやすいため、UVカット効果のあるコーティングが推奨されます。
ただし、水玉がコロコロ転がる「超撥水」タイプは、水滴がレンズになって雨染みを作りやすいので避けた方が無難です。
水が幕のように引いていく「親水性」や「疎水性」のコーティング剤を選ぶと、汚れの固着をぐっと減らせるのでおすすめですよ。
Q. ジムニーのミディアムグレーは女性が乗ると変ですか？
まったく変ではありませんし、むしろセンスの良い選択だと評価されています。
最近は「かわいい」よりも「シンプルでかっこいい」ものを好む女性が増えており、北欧家具や無印良品のような洗練された雰囲気を持つミディアムグレーは、女性人気が非常に高いんです。
内装をキャメル色のシートカバーでカスタムするなど、無骨な外観とのギャップを楽しむのも素敵ですね。
性別を問わず、どんなファッションにも馴染むジェンダーレスな魅力がこの色の強みです。
傷さえも愛せるならジムニーのミディアムグレーは最高の相棒になる
最後に、これまでの内容を振り返って要点をまとめました。
- ミディアムグレーは「街乗りの雨染み」には弱いが、「アウトドアの泥汚れ」には強い
- 「商用車みたい」という言葉は、プロツールとしての機能美を褒められている証拠
- リセールバリューは非常に高く、経済的な面でも損をしにくい賢い選択肢
- 他人と色は被りやすいが、カスタム次第でガラリと雰囲気を変えられる
- ミリタリーからレトロ、高級路線まで、どんなカスタムパーツとも相性が抜群
- 特にジムニーシエラの「黒い樹脂フェンダー」とのコントラストは最高にかっこいい
- メタリックが入っていないため、洗車傷などの線傷はどうしても目立ちやすい
- 一方で、タッチペンでの補修跡が驚くほど馴染むため、DIYでの維持が楽
- コーティングをするなら、雨染みを防ぐ「親水性」や「疎水性」を選ぶのが正解
- 女性が乗っても違和感はなく、むしろ「媚びないかっこよさ」でおしゃれに見える
- 新品の状態を維持するより、傷や汚れを「味」として楽しめる人に向いている
- 流行り廃りのない色なので、長く乗っても飽きが来ず、古臭さを感じさせない
- 月1回の洗車と、半年に1回の酸性クリーナーによるケアで美観は維持できる
ジムニーのミディアムグレーは、単なる「地味な色」ではなく、使い込むほどに味が出る「育てる色」です。
もしあなたが、ピカピカのまま飾っておくことよりも、傷さえも思い出として愛せるなら、この色は間違いなく最高の相棒になりますよ。
